カチャカAPIとは?概要や出来ることを詳しく解説します!

最近よく耳にする「API」という言葉。プログラム同士をつなげる便利な仕組みですが、具体的にどう役立つのかピンとこない方も多いでしょう。今回は、自律走行ロボット「カチャカ」をより便利に使える 「カチャカAPI」 について、概要や出来ることなどを分かりやすく解説します。
そもそもAPIって何?
API(Application Programming Interface)は、異なるシステムやアプリケーションがデータやサービスなどの機能をやり取りするための仕組みで、いわばシステム間の「橋渡し役」です。このAPIを活用することで以下のようなことが可能になります。
- 天気アプリが気象データを取得し、全世界の気温や天気をスマホで見ることが出来る
- SNSアプリが他のサービスと連携し、サービスの情報を取得したり発信することが出来る


カチャカAPIで出来ること
「カチャカAPI」は、自律走行ロボット「カチャカ」をプログラミングして自由に動かしたり、外部と連携させることが可能です。この「カチャカAPI」を活用することで以下のことが出来るようになります。
- スマートホームシステムや既存の設備などと連携して、カチャカに指示を出す
- 現在のカチャカの状況(バッテリーの残量やエラーの情報)などの取得
- カチャカのカメラやセンサーで検知している画像情報の取得



カチャカAPIを使う前の準備
「カチャカAPI」はデフォルトの状態では無効になっているので、カチャカアプリを以下の手順に従って操作し、カチャカアプリから有効にする必要があります。
- 設定タブ → ロボットを選択 → 「カチャカAPI 」→ 「カチャカAPIを有効化する」をON
- ダイアログが表示されるので、「利用規約」を確認の上、「カチャカAPI利用規約に同意する」をチェックして「設定する」を押す。


カチャカAPIの機能
機能 | 説明 |
---|---|
情報の取得 | 個体や位置、棚などの情報を取得 |
カチャカの操作 | 本体や棚の移動、発話 |
コマンドの情報取得 | コマンドの状態や履歴の取得 |
カメラ画像の取得 | フロントやリアカメラ、ToFセンサーの画像を取得 |
マップ情報の取得 | マップのインポート、エクスポートやマップIDの取得 |
これらの機能を組み合わせることで、より効率的にカチャカを活用することが可能になります。
まとめ
カチャカAPIを使うことで、既存の設備などと連携してカチャカを使うことが出来ます。プログラミングの知識は必要になりますが、使いこなすことでさらなる効率化を図ることが可能になります。
当社は、カチャカAPIを使ったプログラミングに対応しております。既存の設備とカチャカを連携したいとお考えの方、プログラミングの仕方が分からない方はぜひ一度ご相談ください。
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