配膳ロボットの各メーカーとその特徴を徹底比較!主要メーカーが提供する配膳ロボットをご紹介

近年、飲食業界や製造現場において配膳ロボットの需要が高まっており、さまざまなメーカーが革新的な製品を提供しています。この記事では、主要メーカーが提供する配膳ロボットの特徴、サイズ、使い勝手を比較しながら紹介します。
目次
ソフトバンクロボティクスの「Servi」
ソフトバンクロボティクスが提供する「Servi」は、実店舗での運用を重視して設計された配膳ロボットです。最大の特徴は、狭いスペースでもスムーズに移動できる高精度なセンサー技術です。3DカメラやLiDAR(ライダー)を搭載しており、最小60cmの幅でも安全に通り抜けることができます。また、配膳中に人や障害物を検知して回避し、他のロボットとも連携して動作するため、複数台が同時に運用されてもスムーズに作業が進みます。


「Servi」は操作性にも優れ、タブレットで目的地を選ぶだけで自動的に料理を運びます。また、重量センサーを搭載しており、配膳後は自動で戻るため追加の操作は不要です。3段トレイで最大30kgの荷物を運搬可能で、1回の充電で約10〜12時間稼働するため、長時間の利用にも耐えられます。
特徴
- サイズ:486mm×462mm×1046mm
- 可搬重量:最大30kgの荷物を運搬
- センサー:3Dカメラ、LiDAR搭載で狭いスペースでもスムーズな移動
- 操作性:タブレットでの簡単操作、重量センサーによる自動復帰
- 稼働時間:10~12時間
Pudu Roboticsの「BellaBot」
Pudu Roboticsが製造する「BellaBot」は、デザインと機能が融合した配膳ロボットです。猫を模した可愛らしいデザインは、特にファミリーレストランやテーマレストランで人気です。エンターテインメント性も兼ね備えており、表情を変えたり音声で応答する機能が顧客の注目を集めます。


「BellaBot」の技術的な強みは、高精度な障害物回避機能と広範囲での運搬能力です。最大10kgまでの料理を運べるトレイを4段備え、一度に4箇所のテーブルまで配膳が可能です。80cmの道幅があればスムーズに移動でき、高さ2cm以上の障害物も回避します。充電は4.5時間で完了し、12〜24時間の長時間稼働が可能で、バッテリーの持久力も十分です。
特徴
- サイズ:565mm×537mm×1290mm
- 可搬重量:最大40kgの荷物を運搬
- センサー:障害物を0.5秒で回避、80cmの道幅でも移動可能
- 操作性:直感的な操作画面、顧客にトレイを認識させる光センサー
- 稼働時間:12~24時間
Keenon Roboticsの「T10」
Keenon Roboticsの「T10」は、配送と宣伝機能が統合された配膳ロボットです。59cmの狭い通路でも走行できる使いやすいサイズで、最大40kgの可搬重量があり、機敏性と大容量を両立しています。


「T10」は5つの立体ビジョンセンサーと4つのRGBカメラを搭載しており、360°の環境認識が可能で、超広角なクリアビジョンを実現しています。また、お客様のご要望に応じて、ヘッドウェアやステッカー、音声や表情などのカスタマイズが可能です。
特徴
- サイズ:486mm×555mm×1399mm
- 可搬重量:最大40kgの荷物を運搬
- センサー:5つの立体ビジョンセンサーと4つのRGBカメラ搭載
- 操作性:検知ビジョンや通知ライト、画面上のガイダンスや音声案内機能
- 稼働時間:最大12.5時間
OrionStar Roboticsの「LuckiBot」
OrionStar Roboticsの「LuckiBot」は、AI技術を駆使した次世代の配膳ロボットで、店舗での業務効率を最大限に引き出します。AIベースの自律走行技術を採用しており、環境に応じた最適なルート選択が可能です。


また、「LuckiBot」には音声認識による対話機能も搭載されています。マイクアレイが6つあることで騒がしい環境下でも周囲の声を正確に聞き取ることができ、高性能なスピーカーではっきりと発声することが可能です。日本語以外の言語にも対応しています。
特徴
- サイズ:526mm×493mm×1320mm
- 可搬重量:最大40kgの荷物を運搬
- センサー:レーダー、RGBDカメラ、IRカメラ、IMUなどを搭載
- 操作性:音声認識による対話機能や、状態表示テープライト搭載
- 稼働時間:10~14時間
Preferred Roboticsの「カチャカプロ(kachaka Pro)」
Preferred Roboticsが提供する「カチャカプロ(kachaka Pro)」は、専用の棚とドッキングし、必要なものを必要な場所に運ぶ業務ユース特化型の配膳ロボットです。⼩型・安価・簡単操作という3つの特徴を持ち、多数の製造現場に導入されています。


「カチャカプロ(kachaka Pro)」は棚と分離結合できるドッキング機構を採用しており、棚をカスタマイズすることでさまざまな用途で使用することが可能です。また、自動充電機能を搭載しており、タスクが終了したら⾃動で充電器に戻ることで、バッテリー切れを未然に防止します。
>>「カチャカプロ(kachaka Pro)」について詳しくはこちら
特徴
- サイズ:240mm×387mm×124mm
- 可搬重量:最大30kgの荷物を運搬
- センサー:LiDAR、3Dセンサ(ToF)、RGBカメラ、段差センサー、棚認識センサー
- 操作性:スマホアプリでの簡単操作、ボタンでの指示
- 稼働時間:2時間
比較まとめ
配膳ロボット各メーカーの製品は、それぞれ異なるニーズに応じた特徴を持っています。
- ソフトバンクロボティクスの「Servi」:狭いスペースや頻繁なレイアウト変更が求められる店舗に適しており、使いやすさと自動化の高さが特徴です。
- Pudu Roboticsの「BellaBot」:デザイン性とエンターテインメント性が強みで、家族向けの店舗に最適です。
- Keenon Roboticsの「T10」:配送と宣伝機能が統合されており、集客もしたい店舗におすすめです。
- OrionStar Roboticsの「LuckiBot」:AI技術によるスマートな運用が魅力で、最新のテクノロジーを活用したサービスを提供したい店舗におすすめです。
- Preferred Roboticsの「カチャカプロ(kachaka Pro)」:棚と分離結合できるドッキング機構を採用しているためさまざまな用途で使用したい店舗に最適です。
店舗の特性や運用環境に応じて、最適な配膳ロボットを選ぶことが成功の鍵です。
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