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協働ロボットと産業ロボットの違いを徹底解説!用途に応じた選び方とは?

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1. 協働ロボットと産業ロボットの基本的な違い

協働ロボットは、人間との近接作業を前提として設計され、安全性を重視したロボットです。
一方、産業ロボットは、高速かつ高精度の作業を求められる自動化された環境で使用されることが主な目的です。

機能面・用途面での違い

  • 安全性
    協働ロボットは衝突を回避するセンサーや力制限機能が組み込まれており、人間と同じ空間での作業が可能な機種もあります。対して、産業ロボットは安全柵で隔離された環境で動作することが前提となっています。
  • 設置環境
    協働ロボットは、リスクアセスメント次第では安全柵不要等、設置環境の制約を受けない場合が多いため、既存の作業スペースに容易に統合できる設計が特徴です。産業ロボットは広いスペースや特定の設備が必要な場合が多く、設置に時間とコストがかかることがあります。
  • コストと導入期間
    協働ロボットは比較的低コストで導入でき、短期間で稼働を開始できます。一方で、産業ロボットは初期費用が高く、導入までの時間が長いケースがあります。

産業用ロボットと協働ロボットのモーター規制の違い

ロボットの導入にあたり、安全性や性能に関する規制は重要な要素です。特にモーターの出力規制は、産業用ロボットと協働ロボットで大きく異なります。

協働ロボットにおけるモーター出力の規制

協働ロボットは、人との共存を前提に設計されています。そのため、作業者の安全性を確保する目的で、モーター出力が80W以下に制限される場合があります。この「80W規制」は、衝突や接触時に作業者が受ける危害を最小限に抑えるための措置です。また、協働ロボットはISO 10218やISO/TS 15066といった国際基準に準拠し、安全性を最優先とした設計が求められています。

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産業用ロボットのモーター出力と特徴

一方で、産業用ロボットは、主に人が立ち入らない隔離された環境で使用されるため、モーター出力に制限がありません。これにより、高速で重い物体を正確に搬送することが可能です。産業用ロボットは安全柵やセンサーによって作業エリアが保護されているため、性能を優先した設計が実現されています。

2. 協働ロボットと産業ロボットの用途別選定ポイント

協働ロボットの適用例

協働ロボットは柔軟な設置環境・アプリケーションに対応可能なため、多くの可能性を秘めたロボットですが、工場向けで採用実績の多い用途をご紹介いたします。

  • パレタイジング
    工程間のワークの移動や、出口工程のパレタイズなど定位置から定位置に移動させる用途に適しています。
  • 組立作業
    精密部品の組み立てや少量多品種生産に適しています。人間の手作業と同じ空間で補助的な役割を果たせるため、生産性向上が期待できます。
  • 検査業務
    小型で柔軟性の高い協働ロボットは、カメラやセンサーを搭載し製品の検査を効率化できます。
  • 物流業務
    AGVやAMRなどの搬送ロボットに搭載して倉庫内での仕分けやピッキング作業において、人間の作業を補完する形で活用されています。

>>協働ロボットを選定する際に大事なポイントはこちら

産業ロボットの適用例

産業ロボットは、高速かつ高精度の作業や、重大な労働災害に繋がりかねない危険をはらんだ作業で使用されることが多いロボットです。

  • 溶接作業
    自動車産業をはじめ、高い精度と繰り返し動作が要求される溶接作業に最適です。
  • 塗装作業
    人間が接触すると危険な化学物質を扱う塗装工程で、安全性と効率性を確保します。
  • パレタイジング
    重量物の移動や整列作業において、大きな力を発揮する産業ロボットが効果を発揮します。

3. 協働ロボットと産業ロボットの選定における注意点

導入の目的と生産工程の特性を明確にすることが選定の第一歩です。適切なロボットを選定するポイントをいくつかご紹介いたします。

  • 作業内容
    協働ロボットは軽作業や細かな作業に適し、産業ロボットは高負荷作業に向いています。
  • スペースの制約
    協働ロボットは狭いスペースでの作業を前提に設計されているため、小規模工場にも適合します。
  • 安全要件
    作業者との共存が求められる場合は協働ロボットが選ばれますが、作業環境が完全に隔離可能な場合は産業ロボットが適しています。
  • コストパフォーマンス
    初期費用と運用コストを比較し、長期的な投資対効果を検討することが重要です。

4. 協働ロボットと産業ロボットを組み合わせた活用事

最近では、ハイブリッドアプローチとして、協働ロボットと産業ロボットを組み合わせるケースが増えています。
例えば、生産ラインの一部で産業ロボットを使用し、大量生産の効率を高めつつ、品質検査や仕分け作業では協働ロボットが人間と協力して柔軟に対応するという形です。このような統合的な活用により、生産性と柔軟性を両立させることが可能となります。

5.協働ロボットの導入事例をご紹介

AUBOを活用した鋼管切断・パレタイジングの自動化

  • 課題: 溶接作業での熟練者不足や品質のばらつきにより、生産性の向上が求められていました。
  • 提案内容: AUBO協働ロボットを活用したシステム構築を提案。手動溶接に近い操作性を持ちながら、自動化の利便性を実現。
  • 導入後の成果:
    • 作業者の負担軽減と、熟練者以外でも均一な溶接品質を確保。
    • 作業効率が大幅に向上し、生産性が30%以上向上。
    • 溶接工程の安全性が強化され、安心して作業できる環境を実現。

6.産業用ロボット・協働ロボットの選定が難しい自動化なら三機にお任せ!

当社は、設置環境や対象ワークに応じて最適なロボットを選定し、お客様のニーズに合わせた提案からシステム構築まで一貫して対応可能です。豊富な経験と実績を活かし、安全性と効率性を兼ね備えたソリューションを提供いたします。

産業用ロボットか協働ロボットか、適切なロボットの選定が難しいとお悩みをお抱えのお客様がおられましたら、お気軽にご相談ください。

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