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協働ロボットの安全規格とは?導入前に押さえておくべきポイントを解説!

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1. 協働ロボット導入の背景と安全性の重要性

工場の自動化が進む中、協働ロボットは従来の産業ロボットと比較して柔軟な運用が可能であり、人間と近接して作業ができる点が大きな特徴です。しかし、この特性により、安全性の確保が重要な課題となっています。生産技術担当者にとって、適切な安全対策を講じることは、作業環境の改善や法規制への対応の観点から避けて通れません。

>>協働ロボットと産業ロボットの違いについてはこちら

2. 協働ロボットの安全規格の概要

協働ロボットの安全規格には、ISO 10218やISO/TS 15066が適用されます。これらの規格は、ロボットの設計、構造、運用において遵守すべき基準を定めています。特に、ISO/TS 15066は協働ロボットの特性に特化しており、人とロボットのインタラクション時の力や速度の上限値を具体的に示しています。

  • ISO 10218: 産業用ロボットの基本的な安全要件
  • ISO/TS 15066: 協働ロボット専用のガイドライン

これらの規格に基づき、適切なリスクアセスメントを行うことが重要です。

3. 安全規格に基づく導入プロセス

協働ロボットを導入する際の具体的なプロセスをご紹介します。
各プロセスに関して、より詳細な内容を確認し対策を検討することが大切です。

(1) リスクアセスメント

まず、導入予定の作業環境におけるリスクを評価します。作業員の動線や作業内容を詳細に分析し、潜在的な危険箇所を特定します。

(2) セーフティ設計

リスクアセスメントの結果に基づき、ロボットの動作範囲や速度を制限する設計を行います。たとえば、ロボットの物理的な接触を防ぐセンサーの設置や、非常停止ボタンの配置が挙げられます。

(3) 試験運用

安全基準を満たしていることを確認するために、試験運用を実施します。この段階では、ISO/TS 15066に基づく衝撃力の測定や、作業員のストレステストも含まれます。

4. 協働ロボットの具体的な安全機能

安全規格を満たす協働ロボットには、以下のような安全機能が搭載されています。

  • 力・速度の制限: 作業員とロボットが接触した際に、危険な力が発生しないよう制御。
  • セーフティモニタリング: カメラやセンサーを活用して周囲の環境をリアルタイムで監視。
  • 非常停止機能: 異常を検知した際に即座に停止する仕組み。

これらの機能により、人間とロボットの協調作業が安全に実現されます。

5. 工場の現場での安全規格の実践例

製造現場で協働ロボットを「うまく」活用するポイントは、過不足の無い適切な安全対策を実践することです。不必要に過剰な安全対策は作業性の低下や生産効率の低下に繋がりかねませんので、安全をしっかりと担保した上での、適切な対策が重要となります。

協働ロボット導入に成功した企業の取り組みを、簡単にご紹介させていただきます。

  • 作業員への安全教育を徹底し、ロボットの操作方法やトラブル時の対応を共有。
  • 作業エリアの視覚的な区分け(床の色分けや明示的なライン表示)。
  • 定期的な点検とメンテナンスを行い、安全基準を長期的に維持。

これらの対策は、安全規格の順守だけでなく、生産性向上や従業員の安心感向上にも寄与しています。

6.協働ロボットの導入事例をご紹介

AUBOを活用した鋼管切断・パレタイジングの自動化

  • 課題: 溶接作業での熟練者不足や品質のばらつきにより、生産性の向上が求められていました。
  • 提案内容: AUBO協働ロボットを活用したシステム構築を提案。手動溶接に近い操作性を持ちながら、自動化の利便性を実現。
  • 導入後の成果:
    • 作業者の負担軽減と、熟練者以外でも均一な溶接品質を確保。
    • 作業効率が大幅に向上し、生産性が30%以上向上。
    • 溶接工程の安全性が強化され、安心して作業できる環境を実現。

7.協働ロボットシステムの構築なら三機にお任せ!

当社は、法的規制に対応した協働ロボットシステムの導入実績が豊富にございます。ISO/TS 15066をはじめとする各種安全規格に基づき、設備の選定からシステム設計、導入後の運用支援まで一貫してサポートを提供しています。

現場ごとのニーズを的確に捉え、安全かつ効率的な協働ロボットシステムを構築することで、多くの工場の生産性向上に貢献してまいりました。

協働ロボットシステムの構築を検討されているお客様がおられましたらお気軽にご相談ください。

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