配膳ロボットで工場を省力化!補助金を活用することでお得に導入できます

「配膳ロボット」と聞くと、飲食店をイメージする方が多いかもしれません。しかし、近年では工場での部品や資材の搬送にも活用され始めており、注目を集めています。特に中小企業の現場では、人手不足や作業の効率化が大きな課題となっています。そんな中、「配膳ロボット」は手軽に導入できる省力化ツールとして脚光を浴びているのです。
目次
工場での配膳ロボット活用例と導入メリット
活用例

- 組立工程での部品供給:作業者の近くまで自動で部品を運搬
- 製品検査後の搬送:検査済み品を次の工程へスムーズに移動
- 複数ラインへの巡回搬送:定時・定ルートで必要物資を配達
導入メリット

- 人手不足の解消:人に代わって搬送を担うことで、作業者はより価値の高い業務に集中できます。
- 作業のムラが減:同じ動作を正確に繰り返すため、安定した搬送が可能になります。
- 安全性の向上:衝突回避センサーなどを搭載しており、作業者との接触事故リスクも軽減されます。
- 比較的低コスト:他の大型ロボットに比べて価格が抑えられており、中小企業でも導入しやすいのが特徴です。
配膳ロボット導入前に押さえておきたいポイント
配膳ロボットの導入前には、いくつか確認しておいた方がいいポイントがあります。。
- 搬送ルートの確認:段差・狭所・障害物の有無をチェック
- 導入環境に合うかの検証:床材や通信環境の相性も重要です
- ランニングコスト:バッテリー交換やメンテナンス費も含めて検討
- 従業員との役割分担:ロボット導入に伴う業務の変化も説明し、スムーズな受け入れを図りましょう
配膳ロボット導入時にかかるコスト
配膳ロボットには様々な種類があり、搬送できる重量や搭載されているセンサー類のレベルによって本体価格が変化します。また、配膳ロボットを導入するためにはマップの作成や導入のプログラミングが必要になるため、それらの作業工賃なども発生します。
基本的には以下の項目が配膳ロボット導入にかかるコストになります。
- ロボット本体費用:性能によって変化するが100万円~350万円のロボットが多い
- オプション品の費用:ロボット同士の連携や遠隔操作など使用したいオプションがあれば必要
- 初期設定費用:マッピング作業やプログラミング作業にかかる
- メンテナンスや保証費用:精密機械なので事故が起きた際に故障するリスクがあるため、メンテナンスパックや保証を受ける場合が多い
配膳ロボットは便利ですが導入時にはまとまった金額が必要になります。
補助金を使ってお得に導入するには?
配膳ロボットを導入する際に補助金制度を活用することで、コストを抑えることが可能です。
中小企業省力化補助金(カタログ型)
2024年度から新たに開始された制度で、人手不足に直面している中小企業がIoTやロボットなどの効果的な汎用製品を導入することで、企業の付加価値や生産性の向上を図ることを目的としています。
人手不足解消のための配膳ロボット導入が支援され、従業員数21名以上の企業には**最大1,000万円(補助率2/3)**まで支援される可能性があります。
>>中小企業省力化補助金(カタログ型)を活用したい方はこちら
申請の流れと注意点
- 導入計画の策定:まずは「何に困っていて、どう解決するか」を明確にします。
- 補助金の公募をチェック:公募時期・条件を確認します。
- 申請書の作成・提出:作成にはある程度の時間と手間がかかります。また、当社のような販売実績があり事業者登録をしている業者と申請することで補助上限額まで補助を受けられます。
- 採択・導入開始:採択通知後に購入・導入・運用開始。事前購入してしまうと補助対象外になるため、必ず採択を待ってから導入しましょう。
申請方法や制度の内容が難しくてお困りの方や、中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)を活用した配膳ロボット導入をお考えの方は、ぜひ一度当社にお問い合わせください。
OTHER COLUMN
その他の技術情報・コラム

配膳ロボットをFAで使う場合の注意点② ~準備編~
目次1 配膳ロボット活用の最前線2 1. 搬送物の選定2.1 BellaBotの搬送スペック2.2 PuduBot2の搬送スペック3 2. 目的地や経路の選定4 3. 走行テストの実施5 4. 配膳ロボットのお貸出し5. […]

使える協働ロボットとは?プロが語るメーカー選定のポイント
目次1 協働ロボットの特徴2 協働ロボットの利点2.1 人手不足の解消2.2 作業の正確性と効率性の向上2.3 柔軟な生産ラインの構築2.4 業者の安全確保2.5 コスト削減3 協働ロボット選定時の注意点3.1 導入コス […]

ロボットを活用したAI外観検査の特徴やメリットを解説します!
製造業における品質管理の重要な工程の一つに「外観検査」があります。近年、この分野ではロボットやAIを活用した自動化が進み、検査精度や作業効率の向上が期待されています。この記事では、ロボットを活用したAI外観検査の特徴や、 […]