当社は2018年から協働ロボットの販売やシステムインテグレーションと向き合ってきました。

協働ロボットは、固定された場所で使用されることが少なく、むしろフレキシブルに移動して必要な時に使用したいというニーズが多くありました。そこで障壁になるのは位置だしの再現精度です。

一般的には画像処理で行われることが多いですが、撮像によるタクトタイムへの影響があります。さらに数mmの位置だし誤差が生じることもあります。そこで当社は、メ力式による高精度位置だしを検討し、開発しました。お客様の声を受け、ニーズを具現化したことでガッチャンコが生まれました。

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ガッチャンコとは

ガッチャンコは協働ロボットを積載した台車を生産設備や工作機械等に短時間で接続できる装置です。

ガッチャンコは高精度の位置だしが可能で、さらに接続時に、設備側から電気やエア、電気信号を台車側の協働ロボットに供給できます。そのことで、移動した先で協働ロボットを高精度にすぐに使用することができます。

設備側から電気やエア、信号を台車側の協働ロボットに供給できるほか、メカ式で高精度な位置だしもできるので、様々な場所にロボットを動かして使用したい工作機械現場・製造現場で役に立ちます。

名古屋市熱田区の本社にショールームを完備。実際にガッチャンコを体験することも可能です。

ガッチャンコの強み

ロボットを手軽に移動できる

ロボットと搬送台車が一体となっているため、手軽に移動することができ、複数の設備で使用することが可能です。

繋げたらすぐに動かせる

位置再現精度が±0.004mm（4μm）なので、移動先での位置出しが不要になり、電源とエア（オプション）も設備側から供給できます。

ゆとりのあるコントローラ置き場

各ロボットメーカーのコントローラを設置できるよう、ゆとりのある設計で、様々なメーカーに対応しています。

使いたい設備の高さが違っても安心！

複数の設備で「ガッチャンコ」を導入する際、設備の高さがバラバラでも、高さ調整式台車にすれば問題なく高精度に設備と繋げることが可能です。台形ねじの採用により、細かく高さの調整が可能で、複数の設備でも柔軟に対応することが可能です。メモリもついているので、目視で簡単に調節することが可能です。

ガッチャンコの使いやすい工夫

ロボット取付プレートストッパー

ロボット取付プレートはフリーなため、台車移動中はプレートが左右に揺れてしまいますが、ストッパーを使用することでプレートが揺れてしまうことを防ぐことができます。

台車の位置出し用Vブロック

台車と設備を連結させる時、左右方向が合っているのかが分かりづらく、連結に時間がかかってしまいますが、位置出し用Ｖブロックがあることで目視で分かりやすく、簡単に連結させることができます。

正しく「ガッチャンコ」できたか目視確認

線が一直線ならば連結は正常、ズレていたら連結は不良となります。この工夫により正しく連結している事が確認できます。

ガッチャンコ 仕様表

ガッチャンコ 紹介動画